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日経アーキテクチュア

先日発売されました、日経アーキテクチュア6月14日号にある、山形エコハウスに関する記事(P51)に関しまして、全体的に編集者による間違った解釈が目立つため、このブログでお知らせさせていただきます。編集部の事情により記事の事前校正は原則不可能という事でしたので、非常に残念です。PHJのメールマガジン、省エネ建築診断士セミナー等を通じて幾度も発信しておりますが、高断熱高気密だけでは、経済性の高いパッシブハウスは実現しません。南面の窓、建物の形状、蓄熱性能、熱交換換気システムなども最大限利用して、最終的に必要となる断熱性能が導き出されます。また、パッシブハウスは無暖房、無冷房住宅では無いのです。

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2010.06.30 | | コメント(0) | トラックバック(0) |  Other


環境省エコハウスプロジェクト巡り

エコハウス巡りをしている訳ではないのですが、先月OEH(オホーツク環境住宅研究会)による講演会で訪れた網走市の近くに、美幌町のエコハウスがあり、施工された工務店の方の案内で視察が叶いました。先週はパッシブハウス・ジャパン理事の松尾さんの企画で、近江八幡エコハウスにて、30代省エネ推進家の集まりに参加いたしました。そしてついに一昨日、自ら関わった山形エコハウスの完成形を目にすることができ、さまざまな困難を乗り越えて無事完成したこのプロジェクトに関わられた全ての方に、拍手を送りたい気持ちになりました。山形の凄いところは、ほぼ同時進行で、この山形エコハウスでのノウハウを応用した普及版エコハウス”オルタナハウス”を蔵王に実現しているところです。設計者である東北芸工大の馬場氏自らが山形エコハウスを”F1”、オルタナハウスを”カローラ”と名付け、1500万円の予算で、何が出来るかを模索しています。(ちなみに山形エコハウスと同等の性能の家をドイツに建てても、価格的にはプリウス以下です!)来月は岡山での講演会の後に備前のエコハウスに案内していただけることになっています。20の異なる風土に建つ、20の異なるエコハウスの解。それぞれには山形と同じように、これからの”カローラ”作りのためのヒントを見出すことができることを期待しています。

2010.06.21 | | コメント(0) | トラックバック(0) |  ひとりごと


ReTweets!

先ほどパッシブハウス研究所のファイスト博士からメールが届き、inhabitatの発表した鎌倉パッシブハウスに関する記事のReTweetsが20分間で50回を超え、昨日これを破ったのはハヤブサに関するReTweetsのみだった事を知らされました。inhabitatはサステナブルな建築やデザインに関する情報発信を行うサイトです。それにしてもファイスト博士がTwitterをやっていたとは・・。

2010.06.14 | | コメント(0) | トラックバック(0) |  鎌倉パッシブハウス


日本びいき

ずいぶんと日本びいきになってしまった週末だった。
ご近所の梅の木によじ登り、子供と一緒に大量の梅ジュースを漬け、夜には家の近くの小川に飛ぶ蛍を見に行った。鎌倉シックハウスでの暮らしの数少ない醍醐味である。ハヤブサの帰還も素晴らしいニュースだった。皆の思いが一つになった、日本の誇るべきプロジェクト。同じ技術水準でも日本人チームでなければ、あの数々の困難を乗り越えることは出来なかっただろう、と私は思う。仕事としての使命であっても、割り切らずに全力投球する、日本のプロにしか達成できない偉業であると感じた。やる気になったら日本は凄い。並はずれた一人ひとりのやる気を、最大限に社会に還元するための構造が必要とされていることは否めない。

2010.06.14 | | コメント(0) | トラックバック(0) |  ひとりごと


持続可能な循環型の家を考えるワークショップ@美山

茅葺屋根の民家で有名な、京都、美山町の里山舎が主催するセミナーが6月26日(土)に美山町で行われます。
講師は和田洋子氏と森みわ。詳しくはこちらのページより。

2010.06.07 | | コメント(0) | トラックバック(0) |  Lecture


第14回国際パッシブハウスカンファレンス

ドレスデンで開催されたパッシブハウス・カンファレンスにおける発表が無事に終わりました。パッシブハウス研究所のファイスト博士、新住協の鎌田先生も聴講されていたのでいささか緊張しましたが、聴衆の笑いを取ることが出来、準備不足だった私にはまずまずの出来栄えでした。とはいえ、笑い声が沸き起こったのは、次世代省エネ基準のQ値を外壁の平均U値に換算して紹介した瞬間や、ドイツでは法律で使用が禁じられている煙突無しの石油ストーブの日本での普及状況、トイレの暖房便座の話の時でしたので、笑いが取れたことを喜んでよいのやら・・。翌日のパッシブハウス・デザインコンペではなんと2位に表彰していただきました。120平米の敷地の上に80平米(ドイツのDINによる床面積)の住宅が建っている、隣家との距離は2メートル・・コンペの審査員が鎌倉パッシブハウスの概要を説明すると会場からは驚きの声があがりました。そして主催のドイツ建設省の方から表彰状を、ファイスト博士からは記念の盾を頂きました。同時開催された展示会では、基礎外断熱の施工性を上げるための様々な商品が紹介されていたのが印象的でした。詳しくはパッシブハウス・ジャパンのメールマガジンにて紹介いたします。
dresden

2010.06.01 | | コメント(0) | トラックバック(0) |  Lecture